高橋留美子さんハーベイ賞殿堂入り。「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」作品紹介
新潟出身の漫画家 高橋留美子さんが10月8日に「ハーベイ賞」で殿堂入りしたとのニュースが報道されました。
恥ずかしながら私はこの賞のことを知らなかったのですが、米国のコミック界で権威がある賞とのこと。
心からおめでとうございます!と言いたい。
過去には手塚治虫先生も受賞されたとのことです。
因みに2021年の今年は藤本タツキさんが「チェンソーマン」で「BEST MANGA部門」を受賞されました。
(Best Manga部門は英訳されている日本の漫画が対象)
この「チェンソーマン」は悪魔やらなんやらでかなりえぐいんですけど、藤本タツキさんしか描けないオリジナリティの高い作品です。すでに最終巻まで発売済で私も全巻読んで楽しませていただきました。お勧めです。
高橋留美子さんのデビュー作は「うる星やつら」
話が横道にそれてしまいましたが、私は高橋留美子さんのコミックが好きで、「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」は全巻持っていました。「犬夜叉」も好きでしたよ。
(しかし、今手元にあるのは「めぞん一刻」だけです(´;ω;`)ウッ…。他は大学で一人暮らしになる時に泣く泣く手放してしまいました)
高橋留美子先生が「うる星やつら」を書き始めた当初は大学生だったようですね。月刊から週刊となり最終巻は34巻でした。最終巻のことは今でもよく覚えています。
私は、キャラクターの中でラムちゃんが好きなのはもちろんですが、ランが結構好きだったんですよね。切れると河内弁になるんですよね。
それと藤波竜之介。彼女(彼?)はコミックやアニメでは凄く活躍していたのですが、映画ではストーリー展開上ほとんど活躍していないのが少し残念です。晒に巻いてるけど結構グラマー(死語?)だったりするんですよね。
「うる星やつら」の映画は6本も制作されていた!
そうなんですね~。
「うる星やつら オンリー・ユー」
「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」
「うる星やつら リメンバー・マイ・ラブ」
「うる星やつら ラム・ザ・フォーエバー」
「うる星やつら完結編」
「うる星やつら いつだってマイ・ダーリン」
最後のマイ・ダーリンを見た覚えがない⁈ 見てないのかな。
この内、パンフレットを持っているのは、「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」だけの様です。
子供のころだし何冊も買えなかったのかな?なるべく劇場で見た時には買う様にしているはずなんですけど。
映画館で12時間ぶっ続け!うる星やつらの世界を堪能した!(アホです)
私は少なくとも「オンリー・ユー」、「ビューティフル・ドリーマー」「リメンバー・マイ・ラブ」は2回見ているのは確かなのです。
というのも、私の故郷では1部から3部までを連続で上映するなんて粋な企画を組んでくれた映画館があったのです。
当時の映画館は予約制ではなく、完全入れ替え制でもなかったので、好きなだけ何回でも見ることができました。
アホな私は友人と二人で3本の映画を2回転見ました。2時間×3本×2回=12時間。
朝から入って映画館を出たのはもう暗くなった夜。
頭がくらくらになってふら付いたのを覚えています。。。。
「うる星やつら」の劇場版で異色かつ名作といえば
「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」でしょう。
「うる星やつら オンリー・ユー」と「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」の監督は押井守さんです。
特に「ビューティフル・ドリーマー」ではその独特の世界観で押井守監督を一躍有名にしました。
考えてみれば、「うる星やつら」アニメ版の第1話も押井守さん。でも「ビューティフル・ドリーマー」以来「うる星やつら」から離れ戻ってくることはなかったといいます。
「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」とはどんな話?
「うる星やつら オンリー・ユー」が大宇宙を舞台とした映画だったとすれば、本作、第二弾はラムの内宇宙。夢邪鬼の作った夢の世界に閉じ込められたラムやあたるははたして・・・・
繰り返される時間、ゆがんだ空間、戦慄とギャグのインナー・スペース、そしてラムのラブストーリー!
紹介するとしたらこんな感じの映画です。
超ざっくりあらすじ(ねたばれ)
1.学園祭は遠かった
学園祭を前に友引高校は準備でごった返していた。
あたる、ラム、面堂、しのぶ、めがね、竜之介、それにサクラ、♨。
いつもの様にドタバタしていながら、ラムは「いま、とっても幸せだっちゃ」というラムに、しのぶもサクラも返す言葉がなかった。
喫茶店で♨はサクラに自分の疑問を打ち明ける。
世界全体が同じ一日をくりかえしているのではないか?
(この頃のパンフレットって、ストーリーのあらすじが載っているのです。映画を見る前に読まない様に注意していたものです。)
2.友引伏魔殿
♨は異変の正体をつきとめようと強引に泊まり込み組みを追い出した。みんなは不思議な出来ごとにあう。空間がぐしゃぐしゃになっている。
3.友引以外全部消失
訳の分からない状況に面堂は蕎麦屋に飛び込む。そこは面堂家友引町パニックセンター。緊急脱出用のハリアーがあるのだ。いつもの面々が乗り込んだハリアーは上昇する。そして一同は信じられない光景が目に映った。
友引町は断崖の上に乗っており、さらに巨大なカメの背中に乗って宇宙空間を漂っていたのだ。訳が分からないまま友引長に降り立ちサバイバル生活の中、ラムは「とっても楽しいっちゃ」と満足そうにつぶやくのだった。
やがて、しのぶが消えた。続いて竜之介も。面堂が崖の下に降りて調べると二人は巨大な石像になっていた。このままでは自分たちも消えるのでは? サクラは攻勢に出ることを決意した。
4.あるいは夢でいっぱいの歴史
サクラはあたるを友引高校に呼び出す。
その場にいた面堂はこのでたらめな世界の秘密を推理した。しかし、答えを導く前にあたるは答える。「この世界は夢の中」、誰の夢か?ラムだ。しかし、ラムがしのぶや竜之介を消すようなことはしない。手を貸したものがいる。
それは夢邪鬼だった。あたるは夢邪鬼に取引を申し出る。取引不成立で世界が崩壊する。
5.時をかけるあたる
あたるは過去と未来を行き来する。DNAが回る無意識の世界、夢邪鬼はあたるに夢の中で暮らせと勧めた。白い帽子の少女があたるに近づいてきた。少女は現実に戻る方法を知っているという。どうしても会いたい人の名前を呼べばいいという。「その代わり約束してくれる」少女はラムだった。「責任とってね」。覚めた今は現実か、はたまたまだ夢の中か?
て訳で、高橋留美子先生 ハーヴェイ賞受賞にちなんだ「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」の紹介でした!
当時のパンフレットって
このころのパンフってこんなに安かったんですね。改めてみてびっくり!
だったら、どうして「うる星やつら オンリー・ユー」や「うる星やつら リメンバー・マイ・ラブ」のパンフを買わんかったんじゃい!と当時の自分に言いたい。
まあ、当時の財力には限りがありましたからね。仕方がなかったのでしょう。
押井守監督万歳! 高橋留美子先生万歳!
てなわけで、「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」のご紹介でした。
まだ見てない方で興味がわいた方はご覧になって見ては?
アマゾンプライムだと、追加の有料チャンネルでご覧になれます。他にもいくつか視聴が可能な様です。
(後から調べておくとしよう)
TV版「うる星やつら」の第1シーズンから第4シーズン デジタルリマスター版はU-NEXTで配信中。
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