マーベル映画「エターナルズ」上映中。早速観に行ってきました!最高に厨二心をくすぐるエンターテイメント性抜群のおすすめの映画です!キーワードはダイバシティ

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マーベルの新しいシリーズ「エターナルズ」が2021年11月5日から上映されました。
「アベンジャーズ」とは関連性があるものの異なる系列に見える「エターナルズ」。
かなり話題になっているようです。早速、観に行ってきました。

鑑賞完了! GAKUTEN的お勧め度は ★5つです!                           

とても厨二心(おっさんだけど)をくすぐる映画でした。

個人的見解からキーワードをつけるとしたら

「ダイバシティ(多様性)をとても意識したヒーロー映画!」

ではないでしょうか?


もちろんヒーロー映画の基本的な線はすべて網羅されています。
マーベルらしいダイナミックなヒーロー像、ど派手なアクションはもちろん凄かった!

それに加えて様々な人種(彼らはヒトじゃあないけど)様々な能力をもつヒーローたちが活躍します。

何となくですが、ファンタスティック・フォーにしても、X-メンにしても、スパイダーマンにしても、アヴェンジャーズにしてもアメリカを代表するヒーローたちは基本的には戦闘能力が中心だと思います。それは派手なアクションを観客が望んでいるので地味な能力は派手さにかけるし伝わりにくいものがあるからでしょう。

しかし、今回の「エターナル」は直接的な戦闘能力的に強いのは半分ほど。(残りのヒーローも結局強いんですけど)
他はサポート的な能力持ちと言っていいでしょう。
でも、RPGとかにしてもそうですが、剣士や魔術師だけで乗り切れるのは序盤だけですぐに行き詰りますよね。

アメコミにそれほど詳しい訳ではないですが、映画になったものを見ていると圧倒的に強力なヒーロー像が多い気がします。単独のヒーローはそうでないと話が進まないってのもあるんですが、ファンタスティック・フォーやX-メンなどの戦隊ものでも主人公や主人公級のヒーローはそんな気がする。

対して日本のコミックやラノベにも異能力系は多いですけど、サポート能力を持つ異能力者が結構いい働きをする。(「僕のヒーローアカデミア」とか、「魔法高校の劣等生」とか、「ダーウィンズゲーム」とか等々。「鬼滅の刃」とか「呪術廻戦」とかは結構戦闘系によっているかな)

それは監督のクロエ・ジャオ監督は日本のコミックに親しんでいるってのもあるのでしょうか?
原作をリスペクトしつつ、敢えて男性を女性に変えているキャラクターがいたりするのも。
(この辺りは映画「DUNE」でも、「リエト・カインズ博士」が原作の男性から女性に変更していましたよね。「DUNE/砂の惑星」2021年度版についての感想もこちらで述べているので良ければ見て下さい)

ストーリー的には

物語的には壮大な宇宙神話であり、個人的なラブストーリーであり、ヴィランであるディヴィアンツとの戦いでもあります。そして終盤に向け真実が明らかになり彼ら自身の葛藤がありそれを乗り越えていく物語でした。
上映時間は2時間35分と長めなのですが
そんな長さを全く感じさせることのなかった楽しい映画です!

映画「エターナルズ」はこのような方におすすめ!

・ヒーローアクション映画が好きな方
・マーベル映画が好きな方
・お目当ての俳優が出演している
・娯楽映画を見たいと思っている方
・はらはらドキドキが味わいたい方


逆に上の様な要素があると苦手って方には向いていないかも知れません。

「エターナルズ」ってどんな映画?(背景的な)

マーベル・スタジオ制作で、原作はあの伝説的なアメリカン・コミックの作画家故「ジャック・カービー」さんです。
一応、書いておくとマーベルスタジオは「ウォルト・ディズニー・カンパニー」の孫会社(親会社はウォルト・ディズニー・スタジオ)です。外部の映画会社と共同制作(キャプテン・アメリカ、ブレイド、Xーメン、スパイダーマン、ハルク、ファンタスティック・フォー等多数)と独立制作(MCU:マーベル・シネマティック・ユニバース)(主な作品はアイアンマン、マイティー・ソー、アベンジャーズスパイダーマンの最近作など多数)があります。

また、「ジャック・カービー」さんは「ファンタスティック・フォー」「X-メン」「ハルク」といった歴史に残るキャラクターを作り出しました。アメコミとしての原作は読んだことはありませんが、映画としてはどの作品も好きな作品なので私にとって「ジャック・カービー」様様なのです。

関係ないけど「ファンタスティック・フォー」の「ジェシカ・アルバ」は好きでしたね。(今、思い出した)
当時「ジェシカ・アルバ」出演作品を見まくりましたね。「ダーク・エンジェル」、「シン・シティ」は大好きな作品の一つ。「ファンタスティック・フォー」とその2をまた、見たくなってきました。

「エターナルズ」ってどんな映画?(ネタバレはほとんどなしの方向です)

7000年前、宇宙の創造主セレスティアルズから命を受け、不死の異星種族エターナルズが地球に降り立ちました。彼らの使命は凶暴なヴィラン ディビアンツから人類を守ること。ずば抜けた超能力を持った彼らは古代の人類にとって神のごとく映ったー。
時は移り現代。エターナルズのセルシスプライトは正体を隠し人類の中で生活していた。そこに突如ディビアンツが現れ襲い掛かる。ピンチになった時に現れたのはエターナルズの中でも戦力では最強と目されるイカリスだった。
以前より強力になったディビアンツを退ぞけた3人は世界中にちりじりになった他のエターナルズを探し求める。
そしてディビアンツとの戦いも激しさを増していき。。。。

てな感じのストーリーです。

映画鑑賞上の注意点

ストーリーの序盤はちりじりになった仲間を集める。過去と現在が何回か交錯するので、この辺は過去のエピソードが現代につながるという点なので多少注意が必要。
それとすっごく失礼な話なのですが、スプライトを演じている『リア・マクヒュー』さんって最初男の子だと思ってました。2005年11月生まれなので現在、15,16歳といったところでしょう。とても期待の女優さんとのことですが、過去の出演作がホラー映画メインなので知りませんでした(以前はホラー映画も好きでしたが最近はさっぱり見なくなってしまって、勉強不足)
因みにスプライトは人で言えば13歳程度の見掛け。スカートをはいた姿を見るととてもチャーミングな女性です。
映画『ホットサマーナイツ』では現在上映中の映画「DUNE」の主演「ティモシー・シャラメ」と共演しています。

映画「エターナル」の豪華キャスト!

イカリス:エターナルズで最強っぽい。空を飛ぶ。目から光線を出す。ギリシャ・ローマ神話のイカロスは彼が原型。
/Richard Madden(リチャード・マッデン):スコットランド人俳優。TVシリーズ「ボディガードー守るべきものー」で19年ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞。アカデミー賞受賞候補作品「1917命をかけた伝令」に出演。

セルシ:手に触れた生物以外の物質を変化させることができる。花びらに変化させたり結構芸術家肌。
/Genma Chan(ジェンマ・チャン):中国系イギリス人女優。最近だと「キャプテン・マーベル」に出演。

エイジャック:エターナルズのリーダー。人間とエターナルズの傷をいやすことができる。リーダーはセレスティアルズと交信ができる。/Salma Hayek(サルマ・ハエック)メキシコ系女優。「デスペラード」や「フロム・ダスク・ティル・ドーン」など出演。「The Maldonado Milacle」ではエミー賞を受賞。「アグリー・ベティ」でエミー賞候補。

ファストス:発明のパワーを持ち、人類の化学をある程度まで発展させてきた。戦闘派ではないが、結構道具を使った戦闘は強い。/Brian Tyree Henry(ブライアン・タイリー・ヘンリー) 前回当ブログで紹介したゴジラvsコング」に出演。

・マッカリ:超スピードで走る宇宙最速の女性。耳が聞こえないのは高速で走る際のソニックブームに影響を受けないためでもある。/Lauren Ridloff(ローレン・リドルフ):人気TVシリーズ「ウオーキング・デッド」でお馴染み。俳優デビューしてわずか3年ほど(驚き)。元はブルックリンの幼稚園の先生だったという異色の経歴。実際本人も耳が聞こえないらしい。

ドレイグ:人間の心を操る能力を持つ。超然としていて独自の立場を貫き敵か味方か分からないところがある。
/Barry Keoghan(バリー・コーガン):イギリス人俳優。17年に注目すべき俳優トップ10入りをしていた。最近だと「ダンケルク」に出演。

ギルガメッシュ:パワーがあり心優しき男。メソポタニアでは英雄とされていた。
/Don Lee(ドン・リー)韓国生まれのアメリカ育ちの俳優兼プロデューサー。韓国では80本を超える映画に出演。

キンゴ:手から元気玉を放つ。溜めをすると強力なかめはめ波を放つ。
/Kumail Nanjiani(クメイル・ナンジアニ):パキスタン系アメリカ人俳優・コメディアン。「メン・イン・ブラック:インターナショナル」など。コメディ映画「ビッグ・シック 僕たちの大いなる目覚め」で第90回アカデミー賞脚本賞にノミネートされた。

スプライト:永遠の13歳。本人にとってはそれがとても重荷になっている。周囲に本物そっくりの幻影を生み出す。
/Lia Mchugh(リア・マクヒュー):ハリウッドきっての有望な若手女優。18年にナショナルユース・アーツ賞を受賞。

セナ:手からどんな武器でも作ることができる勇猛な女性戦士。戦いの女神アテナは彼女がルーツらしい。なにやら重大な病を抱えているらしいが。。。。
/Angelina Jolie(アンジェリーナ・ジョリー):説明不要の大女優。相変わらずとても綺麗。彼女を世界的に有名にした「トゥームレイダー」のメインキャラクターである「ララ・クラフト」というキャラは最初は嫌いだったらしい。しかし、めちゃめちゃ、はまり役だった。まったく関係ない話だけど「トゥームレイダー」はゲームが元ネタだが、そのゲームも私は結構好きだった。

とにかくダイバシティーに飛んだスタッフ。世界を守るという上でもすごく現代的なスタッフ構成だと思います。

スタッフ

クロエ・ジャオ監督
「ノマドランド」でアジア人女性として初めてゴールデングローブ賞を受賞。さらにアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞した中国は北京出身の女性監督。15歳でロンドンの寄宿学校。その後はアメリカで高校、大学を卒業。
彼女は日本の漫画も好きで「スラム・ダンク」や「幽遊白書」がお気に入りとのこと。
実は私も中国に勤務し住んでいたことがあるが、中国の現地の方で面接した中で「スラム・ダンク」好き率は結構高かったのです。スラムダンクは中国でも相当人気がありましたね。

https://www.youtube.com/watch?v=plQgyLQMZLU

パンフレット的お勧め度 ★4.5

パンフレットは2種類用意されていて(最近多いですね)私が勝ったのは豪華版。
標準版は880円(税込)で豪華版は990円(税込)。
標準と豪華版で100円しか違わないので大体の人は豪華版に行くと思うが、実際販売は豪華版の方が上らしい。
違いはなんでしょうか?と尋ねたら表紙のデザインと厚さが違いますとの返事。

標準版を見ていないので確信はもてないですが、恐らくアートボードの有無か枚数が違うのだろうと推測されます。(もしかしたらキャストインタビューも標準版では省略されているかも知れません。)
中々いいアートボード集なのでできれば豪華版を購入した方がいいと思います。



パンフレットの大まかな構成は次の通りです。
・アートボード
・イントロダクション
・ストーリー
・キャラクター紹介
・アートボード
・コラム
・キャストインタビュー
・コラム
・スタッフインタビュー
・アートボード(10ページほど) 多分ここが標準版との違いの様な気がする(確認はしていない)
・コラム
・クレジット
・関連商品紹介

とまあ、映画「エターナル」。是非劇場に足を運んでみて下さいね。
見る価値は十分あると思います!

こちらにエターナル公式サイトへのリンクを貼っておきます。

東京にいた時もそんなに混んでいた訳じゃないけど、コロナが収束しきてきた今でも結構空いていたりします。(今地方都市に住んでいるせいでしょうか)
見る分には快適ですが映画館の運営が心配。