トップガン マーベリック(TOPGUN MARVERICK)を観て。今年一押しかも

2022年11月15日アクション映画トップガン,トム・クルーズ,マーベリック

2022年5月22日の上映初日に観たにも関わらず、気が付いてみれば10月中旬!
もうこんなに時間が経ったのかと自分でもびっくりです。
途中引越しとかもろもろあったものの、一度筆が離れると手がつきにくくなるもの。勢いに乗らないとだめですね。
すでにAMAZON PRIME をはじめ配信が始まっていたり、
4か月もたっているんじゃ当たり前か。
因みに7月のMOVIE WALKER での評価は4.7でした。これはかなり高い数字と言えるでしょう。

わたしの感想もまったく異議なく

文句なしの、★5つ(5つ中)です!

素晴らしいの一言!
今年最高の映画でした。私の友人は3回観たって。
私も2回劇場で観ました。
ストーリー、構成、音楽、そしてどんでん返し、カタルシスといい、これ以上ないってくらいの出来栄えでした。
すでに映画に興味がある方は全員見ていると思いますが
もし、まだ見ていない方があれば

是非、劇場で観て欲しい映画です!

なんといっても迫力が違う!
普段は映画館の中央真ん中くらいで観るのですが(大体、GとかFとかの列ね)2回目はかなり前の方で観ました。
(もう結構経っているし予約しなくても平気だろうと思ってたら意外と中央はすでに人が埋まっていたのもあって)

興行収入は全世界で10億ドル越え!

なんですって、7月末の情報です。アメリカでは公開3日間で1億2400万ドル(日本円で157億円)。これはアメリカでのトムの出演作の歴代1位とのこと。日本でも7月末までに100億円突破。
この興行成績が評価の高さを表していますね。

いろいろな批評家が評価しているので今更なのですが
高い評価のその理由を思い出しながらまとめてみると

⓪ 映像の一つ一つが素晴らしい!
① 息をつかせぬ航空アクション
② 次々と迫りくるピンチ。それを乗り越えるヒーロー。すなわちストーリーが最高!
③ それを演じる主演『トム・クルーズ』の名演技
④ 周りでサポートする助演陣の厚さ
⑤ F-18ホーネット、前作での主役機F-14トムキャット、そのたもろもろの航空兵器の数々!
⑥ 映画の雰囲気を盛り上げる素晴らしい音楽
なのでしょうか。

映像と音楽と言えば

オープニングに!

これは、前作『TOPGUN』を観た方は同じ感想を持つと思いますが
同じ始まり方なんですよ。思わず鳥肌モノでしたね。
航空母艦の飛行甲板の上での無駄一つない熟練甲板要員の動き、迫力ある航空機の映像!
まったく素晴らしいの一言に尽きます!

素晴らしいストーリー

どうも語彙力が不足気味。「素晴らしい」をやたら使っている気がする。

私は映画を観る時に割とストーリー重視派だと思います。
① 起承転結がしっかりとしているか
② 観客を飽きさせないカットか
③ 違和感を感じさせない、矛盾を感じさせない展開か
④ キャラクターの背景(関係性、バックグラウンド)はしっかりと描かれているか?
⑤ 主人公が肉体的、心理的な困難にぶち当たりそれを苦しみながらも乗り越えるものか
⑥ クライマックスが盛り上がるか
⑦ 大どんでん返しがあるか?
⑧ カタルシスがあるか?

ざっと、思いつく限り書き出してみるとこんなことを(いちいち考えながら見ている訳ではないですが)期待しているかと思います。
で上の項目は、ざっと書き出したのですが、すらすらと出てきました。
『マーベリック』を思い出しながら書くとすらすらと出てくるのです。

素晴らしい俳優陣

トム・クルーズ・メイポーサ4世
もはや説明不要ですよね。これで60歳ですよ。
考えてみれば『アウトサイダー』からこのかた、ほぼ出演映画は全て見た気がします。
そんな俳優は他にはいない!? なんだかんだ言って”私にとってのアメリカ映画を代表する俳優”なんでしょうね

ジェニファー・コネリー
故ショーン・コネリーの娘。「ワンスアポンアタイムインアメリカ」が最初だったかな。よく覚えているのは「フェノミナ」。吸血鬼系の映画だったと記憶していますが、覚えているのはジェニファー・コネリーが綺麗だったことだけ。
もちろん今もお綺麗ですよ。

前作、『トップガン』の時の恋人 チャーリーはどうしたの?

それにペニー《ジェニファー・コネリー》って前作にいなかったよね?
私同様に思った方もきっといるはず。
詳しい方の話だと前作の冒頭で名前だけ『ペニー・ベンジャミン』の名前が司令官の娘でチャーリーの前の恋人の名前がでてくるとのこと。とすると相当に長い腐れ縁ですね。

他にも、ジョン・ハム、グレン・パウエル、ルイス・ブルマンといった俳優陣が脇を固めます。
でも私的にはエド・ハリスやヴァル・キルマーの方が馴染み深いかな。


すばらしい航空アクションを演じる名機たち

『トップガン マーベリック』には数々の航空機が出てきます。これらの織りなすドッグファイトがまた素晴らしいものでしたよね。私は昔流行ったコミックの「エリア88」を思い出しながら飛行機の性能や特製を思い出していました。
(年がばれる)

因みにドッグファイトというのは、戦闘機による機銃による接近戦のことです。ミサイルで撃ち合うのをドッグファイトとは言わないので、区別しておきましょう。(どうでもいいか)
分かり易くするために超簡単に書きましょう。私は航空機は嗜む程度なのでそれほど詳しくはないのですが、映画を楽しむために少し知っておいても良いのかなと思います。

・F/A-18E/F スーパーホーネット
 今回の主役となる主力戦闘攻撃機。今の戦闘機はミサイルの付け替えで多少なりともマルチな性能を持つのですが、ホーネットは戦闘機としての機能と地上攻撃機としての機能を両方持つ良機です。
F/AとあるのはFがファイターすなわち戦闘機。Aがアタッカーすなわち攻撃機で両方の性能をもつことを示しています。
1人乗りの単座型と2人乗りの複座型があってそれぞれ、EとFであらわされます。今も現役です。
今回の主役機になった理由は複座機であることもあるようです。トムキャットも複座機ですからね。

・F-14トムキャット
 前回の主役機です。前回の『トップガン』の上映後、トムキャット最強伝説が囁かれました。
可変式の主翼がかっこいい! (でも当時の最強戦闘機はたぶんF-15イーグルです)
空母から発艦できるという意味では、トムキャットが最強!
すでに米軍では退役した戦闘機ですが、西側諸国にはアメリカが結構売り込みをしました。
日本はF-15イーグルを購入したのですが西側の国以外でトムキャットを購入したのはイランだけらしいです。
今回の謎の国は?

・Su-57(スホーイ57)
ロシア製の最新鋭戦闘機でいわゆる第5世代戦闘機に相当する能力を持つと言われる。
敵側の虎の子の戦闘機として劇中では描かれている。
詳しい人の話だと実際には4.5世代といえる期待でアメリカの最新鋭戦闘機F-22ラプターや日本の自衛隊が購入を決めた
F-35ライトニングⅡには及んでいないとのこと。

・P-51マスタング
ピートことトム・クルーズが自家用にもっている飛行機。アメリカノースアメリカンの傑作戦闘機で朝鮮戦争でも使われた名機。

・Dark Star
マーベリックがテストパイロットを務めるマッハ10を目指す架空の超音速機。ロッキード・マーチン社の協力らしいのでかなり本格的。

余談ですが、第5世代戦闘機F-35ライトニングⅡについて

日本の護衛艦いずも型の「いずも」と「かが」が現在戦闘機を搭載できるように改造しています。
それはF-35ライトニングBを搭載できるようにする為です。
F-35はA、B、Cと3タイプあるのですが、大雑把に言って違いは
・F-35Aは汎用タイプ。地上の基地からの発進を念頭においています。
・F-35Bは垂直/短距離離着陸機。
・F-35Cは艦載機タイプ。
なんでいずも型が艦載機タイプのCではなくてBなのかというと、Bはハリアーの様な垂直/短距離発着ができるからです。
今のジェット戦闘機は離着陸に距離を要するのでいずも型の248mという飛行甲板の長さだとCだと不足なんでしょうね。
因みに映画『トップガン マーベリック』に出てくるアメリカ空母はニミッツ級で全長は330mくらいです。

F-35ライトニングⅡで作戦に挑めばいいんじゃない?

そう思った方も多いと思います。
F-22ラプターは艦載型はないので仕方ありませんが、F-35ライトニングⅡは艦載型があります。F-35Cは純然たる艦載型だし、F-35Bは日本のいずも型に搭載する予定なので搭載可能だと思います。しかも、F-35BはSTOVL(短距離離陸垂直着陸機)です。ハリアーの様なトリック飛行もできると思いますし、STOVLでありながらマッハ越えの最高速度を出せる。しかもステルス性能も高いのでレーダーに映りにくい。今回の作戦にうってつけじゃないでしょうか?
私はかってにF-35B配属前の出来事だと解釈することにしました。2015年より前ということ。
これですっきり。
現実的な話として、F-35には複座機がないので飛行時の実写撮影ができないという問題がありそうですが。

『トップガン マーベリック』に出てくる空母は?

撮影に協力したのはニミッツ級航空母艦です。航空母艦はニミッツ級にて完成したと言われるほどの航空母艦。
基準排水量7万トン、満載排水量10万トンの巨大空母です。全長は332.9m。搭乗員がパイロットや航空人員もいれると5700人も載るんですからちょっとした町です。
その4番艦CVN-71「セオドア・ルーズベルト」と5番艦「エイブラハム・リンカーン」でこの両艦ともにカルフォルニア州サンディエゴノースアイランド海軍航空基地を母校にしています。
横須賀港にたまに寄港する「ロナルド・レーガン」もニミッツ級の9番艦なので運がよければその巨大な姿を拝めます。
私も横須賀港で1、2度観ることができました。
もし偶然見かけることがあれば横須賀軍港巡りでじっくりとご覧になることをお勧めします。

https://www.topgunmovie.jp/

兎に角、上映がある内に映画館で是非「マーベリック」をご覧ください!

何となくミリタリー方向によっちゃいましたが、ご家庭で観た方も劇場で観るとまた違う感動があると思いますよ。

2022年11月15日アクション映画トップガン,トム・クルーズ,マーベリック

Posted by GAKUTEN